カテゴリ

月別 アーカイブ

HOME > 日記 > アーカイブ > ダイビングスキル: 2018年4月

日記 ダイビングスキル: 2018年4月

「体験ダイビングが怖かった」その理由とお店選びの注意点,伊豆

ドルフィンアイズダイビングスクール、校長の大川です。

 

今回もお客様の実体験からご紹介します。

久しぶりに沖縄旅行、海辺のホテル、白い砂に、青い海、ヤシの木が作ってくれた心地よい木陰で、日頃のストレスを忘れてのんびりとした時間を過ごす。キレイな海だな、そうだ明日はダイビングをしてみよう、体験ダイビングをやってるお店が近くにあったな。

しかし、悲劇が襲います。

実際に体験ダイビングをしようとしたら「何だコレ、怖い」「もうダイビングなんてやりたくない、自分には合わない」せっかく楽しんでいた旅行ですが、少し残念な気分になってしまいました。

先日のブログで「沖縄で体験ダイビングをして耳抜きができずダイビングが怖くなった」と言う話を例にとって、耳抜きについての体質改善、裏技的な方法についてお話ししました。興味のある方は下のリンクから飛んで下さい。

ダイビング初心者からの質問,耳抜きできず痛いどうすれば?

今回のブログではこれから体験ダイビングをやってみようと思っている方と、今までに体験ダイビングで怖い思いをした方、更には友人などに体験ダイビングを勧めようと考えているCカード取得者に向けて

・そもそも体験ダイビングって何?

・なぜ怖くなる人がいるのか?

・どんな店で体験ダイビングをすれば良いのか?

をお話ししていきます。

①そもそも体験ダイビングって何?

実は体験ダイビングの定義ってないんです。

いろんなサイトに書かれているのは「ライセンスがない方でもOK!」みたいな文言、確かにライセンス(正確にはCカードですが、このブログではノンダイバーに向けても書いているのであえてライセンスと書きます)を所持していなくても参加できますが、Cカードを取得しているのにも関わらず、ブランクが空いていて自分のスキルに自信がないので体験ダイビングに参加すると言う人もいます。一部ダイビング指導団体が体験ダイビングのようなものを基準化して開催していますが、これはライセンス取得コースの一部と考え、修了すると実績となりライセンス取得コースを短くできますよと言うものですから、一般の方々が考える体験ダイビングとは少し違う気がします。結局のところ体験ダイビングとして決められたマニュアルはないので定義もない、と言うことになります。

では体験ダイビングっていったい何?

大川はインストラクターの立場から言えば「水中で呼吸ができる体験ができるコース」と考えています。

陸上の生き物である人間が、水中で呼吸しながら何分間も生きて、更にはいろんな魚を見て楽しむことができる。これってもの凄いことだと思いませんか?実際にドルフィンアイズダイビングスクールではお客様にこれだけでも十分楽しんでもらえてます。もちろんダイビングですから水中に入ります。頑張って5mまでです。何か不測の事態が起こってしまっても対処できる限界水深だと考えているからです。

次にダイビング事業者の立場から言えば体験ダイビングは「利益率の高いコース」と言えます。少しの時間でコースが終了し、コストもそれほどかからず、多くのお客様を参加させることができます。1日に何人のお客様に参加してもらえるか?これがキモです。このことについては次で詳しく触れたいと思います。

②なぜ怖くなる人がいるのか?

ライセンス取得コースでは事前学習→学科講習→プール講習を経てやっと海洋実習があるのに対し、体験ダイビングは事前学習〜プール講習の3ステップをすっ飛ばしていきなり海です。簡単な説明はありますがどんどん海中へ沈んでいきます。これは自動車免許で言えば助手席に座った教官から簡単な説明だけ受けていきなり路上で走るようなもの。

ここに体験ダイビングの落とし穴があります。

体験と名がつくので簡単気軽にと思われがちですが、お客様にはライセンスコース以上のストレスを与えると思います。

更に①でお話ししたように体験ダイビングは1日に何人のお客様に参加してもらえるか?でお店の利益は大きく変わります。時間との勝負ですから自然と陸上での説明時間は少なくなります。少ない上にどんどん潜ってもらいたいですから、お客様に水面で水慣れしていただく時間も少なくなります。お客様にしてみれば全てが初めての連続、心臓もドキドキ、多かれ少なかれストレスを感じます。そんな状態で潜降すれば説明不足な耳抜きでやり方もままならずに痛い思いを、頑張っても頑張っても上手くいかず、時間は刻々とすぎてタイムオーバー「仕方がない、浮上」これで「ダイビング嫌いな人」「水中が怖い人」の出来上がりです。

また、多分にお店側の問題が大きいですが、中には全く何も考えていないお客様もいらっしゃるのが現状です。このようなお客様はインストラクターの話を聞いてませんし、理解しようともしません。気軽に参加してもらうのは良いと思いますが、人間が普通では生きては行けない場所に行くんだと言う気持ちは持って真剣に参加して欲しいと思います。

③どんな店で体験ダイビングをすれば良いのか?

先日当スクールの説明会にいらっしゃったお客様との会話です。

「ダイビングを始めようと思ったキッカケは?」

「先月◯◯で体験ダイビングして、メッチャキレイで20mまで連れてってもらいました。とっても楽しかったんでライセンス取ろうかと思って…」

絶句、、、その後ハッキリ言わせていただきました。

「何にもトラブルなくて幸運でしたね。一歩間違えばこの世にいませんよ。」

水深20mで水中メガネの中に水が入ったらどう対処しますか?水は笑っただけで入ります。簡単に入るんです。ライセンスを持っている人なら対処方法わかりますね?でも対処方法について説明はしたとは思いますが、十分な練習はしていないはずです。その水が鼻に入ったら…大川は考えただけでも身の毛もよだつ状況です。

このお店も担当したインストラクターも論外です。

どのお店にしようかな?その時に確認したいのは時間です。

まずはどのくらいのタイムスケジュールで開催しているかを聞いて下さい。集合から解散までが1〜2時間程度の場合は要注意です。実際に説明が始まって潜り終えるまで2時間以上かけて開催しているのであれば安心です。ここで注意したいのはボートでの体験ダイビングです。ボートを使った場合、ダイビングポイントに行くまでに時間がかかりますので、この時間を「2時間以上」の計算に入れてはいけません。

次にダイビング前にシュノーケリングを入れているお店を選びましょう。シュノーケリングは水慣れするのに非常に良い方法です。これに時間をかけると初めてのダイビングもすんなりできることが多いのでダイビング終了後「楽しかった!」「凄いたくさんの魚がいた!」な〜んて楽しく終わることができますよ。

 

今回は体験ダイビングの裏側をぶっちゃけつつ、なぜ怖くなってしまう人がいるのか?そうならないためにどんなお店を選んだら良いのかをお話ししました。

もちろんドルフィンアイズダイビングスクールの体験ダイビングは

シュノーケリング説明→シュノーケリング→ダイビング説明→ダイビングの順に休憩も挟んでゆっくり行なっています。この方法です中が怖くてダイビングできなかったと言う方はほぼゼロです。

これを参考にして、良いお店が開催している体験ダイビングに参加して水中を好きになって欲しいと思います。

また、もしお知り合いで既に「怖くて潜れなかった」方がいたらご紹介ください。

そんな方でも潜っていただける自信がありますよ。

ドルフィンアイズダイビングスクール

 

https://youtu.be/_hwDm_L05bk


1

« ダイビングスキル: 2018年3月 | メインページ | アーカイブ

コース

お問い合わせはこちら

PAGE TOP