日記

ダイバーにとって素晴らしい海流「黒潮」とは?

2019年8月26日(月)

ありがたいことに連日ダイビングのご予約が続いています。
昨日までは5日連続、木曜日からはまた5日連続の予定
明日の火曜日も本栖湖で淡水ダイビング!

今日は久しぶりに店勤務、とは言ってもお仕事たくさーん!
ダイビングの新しい事を始めるので、業者さんとホームページの打ち合わせや
5日連続ダイビング中にご成約頂いたいたたくさんの商品の発注
更には、向こう1週間のダイビング計画
中古品の査定、などなど…

皆さん、感謝感謝です。

そんなわけで、今回のブログは久しぶりに潜りではない内容で…

最近のブログにもちょいちょい書いているのですが
2019年8月は黒潮がいい感じで流れています。
詳細をお伝えする前に「黒潮」についてお話ししておきましょう。

海の中には「海流」と言うものがあります。
似たような言葉に「潮流」があります。
この差は何なのか?
潮流とは時間によって変化する流れのこと、満潮に向かったり干潮に向かったりで変わる流れです。
一方、海流は海の川の流れのようなもので、一年中ほぼ一定の方向に流れ続けます。
黒潮とはこの海流の1つで、沖縄から日本列島の太平洋側を舐めるように流れる海流です。

なぜ黒なのか?
これは本当に色が黒いからです。
とは言っても遠くから見ると水面が黒っぽく見えるだけで、潜れば最高の透明度です。

しかしこの黒潮、川なら激流です。
その速さは時速7kmくらい、小走りで走るくらいのスピードです。
ダイバーはフィンキックの速い人でも頑張って時速1.8kmくらいですから
黒潮本流の中では流れに逆らって進むなど、到底できません。
ある意味、怖い海流かもしれません。

でもダイバーは黒潮の恩恵をたくさん受けることができます。
それは、水温と透明度と季節来遊魚
まず水温は高く、場合によっては沖縄くらいの水温になります。
また、透明度もUPしますので非常に快適な水中環境になり
潜っているだけで癒しになります。
そして、伊豆や神奈川では季節来遊魚と呼ばれる生物が多くなります。
これは黒潮に乗ってやってくる南の生物のことです。
ここは沖縄か?と思わせるカラフルな魚たちや、非常に珍しい生物たちが多く流れ着き
ダイバーを楽しませてくれます。

黒潮の素晴らしさ、わかっていただけましたか?

しかしながら黒潮はほぼ一定方向に流れはしますが、微妙に蛇行します。
年によっては「大蛇行」することもあります。
特に蛇行してが黒潮が伊豆半島から離れてしまうと、水温も透明度もイマイチ
季節来遊魚も少なくて寂しい海になります。

では2019年8月後半の今はどうか?


点線で囲われた帯が黒潮です。
いい感じで伊豆半島に向かうように流れていますね!
こうなっていると、神奈川、伊豆ダイバーにとっては黒潮の恩恵を受けやすいと言うことになります。
また、拡大してもらうと分かりますが
9月にツアーで行く三宅島や御蔵(みくら)島は黒潮バッチリです。
暖かくて、透明度サイコーなんだろうなぁ〜

今回の書いたネタですが、ダイバーだったら覚えていた方が良い内容です。
ぜひこの機会に覚えましょう。
最新の黒潮情報は
http://sui-kanagawa.jp/Kaikyozu/KantoTokaiIZ/
↑ここで見れますよ。

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