日記

器材がバランバラン,オーバーホールの作業内容とは?

皆さん雪は大丈夫ですか?
大川です。
お店は全く問題ありません。

さて、こんな日はお客様もいらっしゃらなそうなのでオーバーホールを。
この前お客様と雑談をしていたら、以外とオーバーホールの内容をご存知ないようだったので
今日はざっくりこんなカンジ…と言うのをお教えします。

まずは、レギュレータとBCのインフレータ
ドライスーツの場合は吸気バルブと排気バルブを完全にバラバラにします。

M6154749

その後、金属部品は洗浄液の入った超音波洗浄機で洗います。

P2090001

↑バケットが左右2つありますが、通常は1つの事が大井のですが特別に分けてます。
右側は他の部品と接触してしまうとマズイ繊細な部品や細かい部品を
左側はその他の部品を一気に洗います。

ちなみにメーカーにもよりますがプラスティック部品は洗浄機では洗えないのでブラシで手洗いします。

洗浄を終えた部品は流水で数分間洗浄液を洗い流します。

P2090002

その後圧縮エアーで水分を飛ばします。

P2090005

↑ドルフィンアイズでは今年作業効率をアップさせるためタンクを増設しました。
ここまでで部品は…

before

M6154755

after

M6154777

となります。

その後組み立て作業に入ります。
レギュレータと言っても
①ファーストステージ
②セカンドステージ(レギュ)
③セカンドステージ(バックアップ)
④ゲージ
⑤各ホース
の約5ヵ所

そして、BCインフレータ、ドライバルブ2つとどんどん組み上げていきます。

P2090006

組みあがったファーストステージとセカンドステージ2つは調整に入ります。
ファーストステージは規定の圧力(中圧)になるように調整
またセカンドステージは漏れない事と吸いやすい事を両立させます。
実はコレは相反することで、ちょっと難しい事なのです。

P2090007

そして最後は漏れ検査です。

P2090008

P2090009

圧力をかけた状態で放置
漏れがないかを確認します。

以上、オーバーホールの作業工程でした。
これだけしっかりやっても、現場で漏れちゃうこともあるんですよね~
温度変化等によるものですが、現場でも迅速対応できるように準備もしておりますのでご安心を!


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