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ドルフィン日記 お泊まりツアー 2ページ目

奄美大島,ミステリーサークルツアー

2022年6月10日(金)〜12日(日)

奄美大島の海底30mの砂地に正体不明の幾何学模様が発見されました。
研究の結果、それはアマミホシゾラフグと言う奄美大島固有のフグのオスがたった1匹で作っている産卵床だと言うことがわかりました。立派なサークルを作りメスにアピール!サークルに産卵を促すのです。
さらに調べて行くと、出現する時期など詳細がわかってきました。
以前からミステリーサークルを見てみたい!と思っていた大川は2020年にツアーを企画、しかし緊急事態宣言などの影響もあり断念、今回2年越しのツアー開催となり、期待は膨らむ一方でした。
アマミホシゾラフグはいつでもサークルを作っているわけではありません。この時期のある潮回りから計算して年に数日製作します。今回計画したこの日程はそのドンピシャ日程だったんですね〜
その甲斐あって1日目に素晴らしい形のサークルをせっせと製作中のフグちゃんに遭遇、この日はサークルの外側部分の製作最終段階、真ん中部分はのっぺりした状態です。実はこの真ん中部分を最後に製作してここにメスを呼び込み産卵させます。2日目は真ん中部分にも綺麗な模様ができ見事完成!となりました。2日間に渡って完成まで観察することができ、とても貴重な体験となりました。





このサークルを堪能するにはナイトロックスの使用は必須です。ナイトロックス講習は済ませてからが良いでしょう。
窒素的余裕は心の余裕を生みます。また水深が深いですから初心者はちょっと厳しいです。練習して深場に慣れてからトライすると良いですよ。

1匹の小さいフグがこんな大きく、綺麗な模様を作っている姿を見て、生命の神秘を感じ、感動しました。
こう書いているうちにまた、見たくなってきました。来年も狙おうかなぁ〜





奄美大島にはハートロックと呼ばれる海岸に自然に開いたハート型の穴です。
中にもハートの石が入っていました。


大瀬1泊2日ナイトダイビングツアー,結果潜りまくり!

2022年5月21日(土)〜22日(日)

日頃は日帰りでダイビングを楽しんでいる大瀬
今回はお泊まりでゆったりしっかりナイトダイビングまで楽しんで行こう!と言うツアーです。

水温:17〜18度
透明度:8〜15m

初日は雨が降ったり止んだりのお天気でしたが、日頃のツアーではあまり行かないポイントに潜ってみよう!
と言うことでまずは「柵下(さくした)」へ、ここは水深26m付近にショートドロップオフと呼ばれる地形があります。砂地が岩で堰き止められていて岩は壁になっています。また壁は覗けるようになっていて、暗い場所が好きな生物がたくさん住み着いています。
こんな感じです↓
ショートドロッププオフ周辺にはスジハナダイと言うオレンジ色のボディに赤いラインが入ったキレイな魚が群れていました。
2本目は「一本松〜門下」エリアをじっくり堪能、サカタザメに出会いました。サメとは名ばかりのエイの仲間です。上から見るとひし形のボディでアホっぽい感じなので大川は「アホのサカタ」と呼んでいます。
↑大きさはこんな感じ。
このエリアでは綺麗なコノハガニのペアやサンゴガニの仲間、そして大瀬で一番のイバラカンザシの群生を堪能しました。
ナイトダイビングまでの間、時間がたくさんあったので昼間3本目のダイビングで「湾内」へ
湾内も日頃潜っているエリアではなく、少し深場へ、黒いカエルアンコウの子供に出会いました。また狙いはミジンベニハゼ、瓶の中に住んでいる黄色い可愛いハゼです。

そしていよいよ初日4本目ナイトダイビングへ!
浅場の透明度は落ちてしまいましたが、潜降後いきなり大きなスズキ(シーバス)が登場!すっげ!!と思っていたら近くのオオスジイシモチをパクリ!捕食シーンを見ちゃいました。そして偶然食べらる直前のオオスジイシモチの写真を撮っていました。下の食べられてしまう直前のオオスジイシモチとスズキです↓

その他、ベッコウヒカリウミウシや殻のあるウミウシ、いろんなサイズのヒメセミエビなどが見れました。

2日目は朝8時過ぎからまたもや「柵下」にエントリー
前日とは打って変わっていいお天気、富士山も綺麗でした。
前日に行っていなかったエリアに行きました。イボイソバナガニやクマノミ、綺麗な砂イソギンチャクなどを見てきました。

2本目は「先端」へ
相変わらずのソラスズメダイとキンギョハナダイの群れ、この時期大きく育つ海藻のマメタワラの林に出迎えられながらのエントリー、緩い流れの逆らいながら徐々に水深を落としていくと、ハナオトメウミウシやオルトマンワラエビなどを見ていると以前この辺りにクダゴンベがいたよな〜と思いながら探していると…いたっ!
これがクダゴンベです。
南の魚でレア物ですよ〜
そして、この2日間大川はSCRホライゾンで潜りましたが、ホライゾンのメリット「近寄れる」をクダゴンベとウツボで満喫してみました。排気泡があまり出ないことと、背中から排気されることでこんな寄れます↓

レギュレータからの排気音と泡って、水中生物にストレスを与えているんですね〜
その後、緩やかな流れに乗って軽くドリフト、キックしなくても景色が変わり、いろんな魚の群れの中を勝手に流れて進んで行きます。気持ち良かったです。

さぁ最後の3本目(前日からトータル7本目)は湾内の通称「マンボウ下」へ
ボート漁礁でアカオビハナダイの群れ、沖のケーソンでマツカサウオ、ガラスハゼの卵、エキジットギリギリの場所で大きなアカエイに出会いました。



お泊まりツアーは時間に余裕がありますね。お客様のご希望で先端にダイビングに行ったついでに神池や大瀬灯台観光もしちゃいました。
たくさん潜って色々見て、楽しかった2日間でした。


100本記念!平日の石垣島ツアー

2022年1月17日(月)〜19日(水)

日記の更新が遅くなっていてスイマセン。石垣島から帰ってきてからバタバタで更新ままならず…それが原因で皆さんに余計なご心配をおかけしたようです。沖縄帰りなだけに「もしや流行にのっちゃった?」と。そのような事実はございませんのでご安心を!

さて、主に平日がお休みのお客様と石垣島へ行ってきました。

水温:23度
透明度:20m〜

トンガで発生した噴火が原因の津波注意報発令に伴い、出発前日の16日日曜日が伊豆神奈川でのダイビングがまさかの中止!注意報が解除されるのにもけっこう時間がかかりましたので、このツアーへの影響を心配しましたが、お昼頃にはやっと解除となりセーフ!実は去年10月に開催した石垣島ツアーの時は出発前日の晩に関東地方を最大震度5弱の地震が襲い、首都高が閉鎖され、空港にたどり着けるのか?と心配しましたが問題なく到着してツアー開催できました。
石垣島ツアーの時は出発前に何かが起こる(笑)?

ともあれ羽田へ。
石垣行き直行便に乗り込むとほとんど乗客がいません。超余裕を持って着席できました。お客様は3席使って横になって寝てましたよ。
石垣到着後即港へ移動、ダイビングの準備をして乗船、お隣の竹富島方面へ向かい、2本ダイビングしました。やっぱり沖縄離島の海はよく見える!ヒトヅラハリセンボンやシマウミヘビ、逆さまになって泳ぐサカサクラゲ、ハナビラクマノミなどがいました。ウミウシ類も各所で見ることができました。
そしてこの日、2本目でめでたく100本記念を迎えたお客様がいらっしゃいました。記念ダイビングを特別な場所で迎えられるのは幸せな事ですね!
おめでとうございます!!

翌日は石垣島周辺のポイントへ
前日の竹富エリアよりも更に透明感のある海でした。
アオウミガメやこの季節ならではの大きなコウイカに出会えました。またチンアナゴが海底からたくさんニョロニョロいたり、アカククリが群れていたり、大きなサンゴ周りではハナゴイが乱舞、沖縄らしい南国な海を楽しみました。

最終日はサービスで飼っている犬の雪ちゃんとその子供たちに会いに行きました。10月のツアーではダイビング船でずっと一緒だった雪ちゃん、12月に4匹の子供を産み立派なお母さんになりました。大川は4匹の子供たちの事を勝手に「小雪」と呼んでいましたが、どうやらその内の1匹の名前は本当に小雪になったようです。
石垣島の景勝地「川平(かびら)湾」にも行ってみました。本当に綺麗な海ですよ。帰りは那覇経由、コロナの関係で減便になったせいもあり4時間近く那覇で遊べる時間ができたので、国際通り方面へ行ってみました。多くの店がシャッター状態でしたがブラブラ歩いて面白いお店も発見!休憩で入ったスタバではおじさん2名、フラペチーノ初体験となりました。








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